2024/10/29 06:10

世界の主なコーヒー産地(アフリカ・南米・アジア)と品種・味の特徴の違いが分かるように表にまとめてみました。

世界のコーヒーの産地と品種・味の特徴

ストレートコーヒーやスペシャルティーコーヒーなど、産地の名前や品種などを知らないと商品を選ぶときに迷ってしまいます。

また、それぞれの産地毎の味の特徴を知っていると、購入前に大体どんな味の傾向があるか、判断する材料になりますよね。

興味を持って少しずつ覚えて、お役立てください。

アフリカ、南米、アジアのコーヒーの味の特徴

まずは、ざっくりと3つの地域ごとの特徴をつかんでみましょう。

  • アフリカ
    • フルーティー香り
    • 華やかな酸味
    • 軽快な口当たり
  • 南米
    • バランスの良い味わい
    • 穏やかな酸味
    • 苦味とコクのある口当たり
  • アジア
    • スパイシーな香り
    • 苦味と酸味のバランス

アフリカ

産地品種味の特徴
エチオピア
エチオピア
アラビカ種
・モカ
・シダモ
・イルガチェフェ
・フルーティーな香り
・華やかな酸味
・軽快な口当たり
ケニア
ケニア
アラビカ種
・AA
・AB
・柑橘系の爽やかな酸味
・しっかりとしたコク
タンザニア
タンザニア
アラビカ種
・キリマンジャロ
・力強い苦味
・キレのある酸味
・深みのある味わい
ブルンジ
ブルンジ
アラビカ種
・ブルンジAAA
・芳醇な香り
・上品な酸味
・まろやかな口当たり

南米

産地品種味の特徴

ブラジル
アラビカ種
・ブルボン
・サントス
・バランスの良い味わい
・穏やかな酸味
・コクのある口当たり

コロンビア
アラビカ種
・スプレモ
・柔らかい酸味
・甘い香り
・バランスの良い味わい

ペルー
アラビカ種
・カトゥーラ
・柑橘系の酸味
・チョコレートのような風味

グアテマラ
アラビカ種
・アンティグア
・程よい酸味
・まろやかな苦味
・豊かな香り

アジア

産地品種味の特徴

インドネシア
アラビカ種
・マンデリン
・ジャワ
・スパイシーな香り
・苦味と酸味のバランス

ベトナム
ロブスタ種・強い苦味
・濃厚な味わい
・カフェインが多い

イエメン
アラビカ種
・モカ
・独特の香ばしさ
・強い酸味
・濃厚な味わい

ジャマイカ
アラビカ種
・ブルーマウンテン
・芳醇な香り
・上品な酸味
・滑らかな口当たり

補足

  • 上記は代表的な産地と品種のみ記載しています。
  • 味の特徴は、栽培方法や焙煎度によっても変化します。
  • 実際に味わってみて、好みのコーヒーを見つけることをおすすめします。

その他

  • コーヒー豆の品種は、アラビカ種とロブスタ種の2種類が主流です。
  • アラビカ種は、ロブスタ種よりも栽培に手間がかかり、収穫量も少ないため、高級とされています。
  • ロブスタ種は、アラビカ種よりも苦味が強く、カフェインが多いのが特徴です。