2025/04/29 21:26

当ショップは、大手メーカーが目指す「安定した、いつもの味」とは少し異なる、「変化を楽しむコーヒー」をお届けしたいと考え、「焙煎したて」をお渡ししています。


「安定した味わい」を求め、炭酸ガスの放が落ち着いてから出荷…も理にかなっています。

しかし、当ショップでは不安定な「エイジング」のプロセスこそ、コーヒーの奥深さ、特別な楽しみ方だと考えます。

焙煎直後の力強い香り➡落ち着く➡引き出される複雑なフレーバー➡穏やかな味わいに。


…といった変化を五感で感じてほしい…


そこで、当ショップが提案する「エージングを楽しむコーヒーの味わい方」をご紹介します!



【提案】「変化を味わう」テイスティング実験!


同じコーヒー豆を使って、日ごとに変わる味わいを体験してみましょう。


準備:

同じ種類のコーヒー豆を、複数回分用意

豆は、光や空気を避けられる密閉容器に入れ、常温で保管


実験の実施:

焙煎日を起点に「3~5日目」「10日目」「20日目」「30日目」など、間隔を空けて同条件(豆量、湯量、湯温、抽出時間…)でコーヒーを淹れる


変化を感じるポイント:

香り(アロマ): 豆を挽いた時、お湯を注いだ時、淹れた後の香り等の変化に着目。華やかで力強い香りが日を追うごとに落ち着き、ニュアンスが変化


抽出時の変化: 

最初の数日は、お湯を注いだ時に粉が大きく膨らむ(ブルーム)。これは炭酸ガスが放出されている証拠。日が進むにつれてブルームは穏やかになる


味わい(フレーバー):

酸味: 明るく際立った酸味が、数日経つと丸みを帯び、質感が変化

甘み: 豆本来の持つ甘みがより感じられやすくなる

苦味: 苦味の質や強さも変化

全体のバランス: 少しとがった印象➡各要素が調和➡複雑で奥深い味わいに

ボディ(コク): 質感や口当りの変化


記録のススメ:

それぞれの日に感じた香りの印象や味わいの変化を、メモしておくとより楽しめる

「〇日目:シトラス系の香り」「△日目:チョコレートのような甘み」「□日目:全体的に丸くなった」等、自由に記録

この実験を通してきっと新しい発見があるはずです。


「この豆は、〇日目が一番味が開いて美味しい!」

「焙煎したてはパワフルで美味しいけど、30日目のまろやかな味も好きかも。」


といった驚きや喜びに出会えるでしょう。


この「変化を楽しむ」体験が、コーヒータイムをより豊かで発見に満ちたものになることを願っております。