2025/04/30 07:02
◆メキシコ サン・アントニオ アナエロビコ・ナチュラル
嫌気発酵:
・収穫したコーヒーチェリーを果肉付きのまま、酸素を完全に排除した専用タンクで発酵させる方法です。
・無酸素・温度管理(11〜24℃)されたタンクで72時間発酵させることで、イースト菌やバクテリアの過剰な活動を抑え、酢酸や不快な発酵臭の発生を抑制します。
・発酵後は、アフリカンベッドで4日間(11〜24℃)一次乾燥を行い、その後機械式ドライヤーで48時間(35〜40℃)最終乾燥させます。
カッピングノート:
熟れた果実を思わせるフルーティーで甘酸っぱい酸味。
ストロベリーやメロンのような甘味が広がります。
◆インドネシア マンデリンG1 ハラパン S18


このコーヒーは、インドネシアのマンデリン生産エリアの、まるで深い森のような独特の環境で育まれます。
樹齢が何十年もの木が豊かな腐葉土質の土壌で、広々と間隔をあけて力強く枝を茂らせています。
通常のマンデリンと異なり、産地でパルピングされた後、パーチメントの状態で輸出業者へ運ばれ、乾燥、選別、徹底したハンドピックといった仕上げ工程が輸出業者の管理下で行われます。
トバ湖畔の陽光を浴びて育った良質な原料を、人の手で丁寧に仕上げることで、現地視察でも確認されたクオリティの高さと、「力強くも温かく優しい」独自の味わいが生まれています。
アティトラン特有の爽やかな酸味と豊かな香りに加え、ハニープロセス由来の甘さ、良好な口当たり、そしてマイルドな味わいが楽しめます。
カッピングノート: オレンジのような明るい柑橘系の酸味の中に、チョコレートのような甘さが感じられます。重厚さがあり、冷めても華やかさが続く、クリーンなコーヒーです。
◆ルワンダ スカイヒル コプロカCWS


「千の丘の国」ルワンダの美しい風景に由来する「スカイヒル」は、ドーマン社が管理するウォッシングステーションの中から、その年に最も出来の良い一つを厳選して買い付けられたコーヒーです。複数のステーションからカッピングで選ぶことで、品質の安定を図っています。
例として挙げられているコプロカ ウォッシングステーションでは、手作業での欠点豆除去から始まり、マッキノン・ディスク・パルパーを使ったパルピング、長時間の発酵、そして特別なソーキング処理に至るまで、徹底した品質管理が行われています。
◆グアテマラ オリエンテ ナチュラル


このコーヒーは、グアテマラでは珍しく、ウォッシュドにも使える真っ赤な完熟果実のみを厳選し、高級ナチュラル精製で仕上げた一品です。
産地のウェットミルで農家から直接完熟チェリーを買い付けることで、高品質かつ安定した供給を実現しています。
カッピングノート:
熟した果実のようなフルーティーで甘酸っぱい酸味があり、ストロベリーやメロンのような甘みが特徴です。
シングルオリジンとしてもブレンドのアクセントとしても、幅広く楽しめます。
◆グアテマラ アティトラン ブルーレイク ハニー


世界一とも評される美しいクレーター湖、アティトラン湖のほとり、標高1500m以上の高地で、何代も続くマヤの末裔である生産者によって丁寧に作られたコーヒーです。この地域特有の微気候と、そこで生きる生産者の誇りが詰まっています。
このアイテムは、同地域産の高品質な原料を丁寧にハニー(パルプドナチュラル)精製で仕上げた特別品です。
果肉除去後、ミューシレージをほとんど残したまま均一に乾燥させる手法が取られています。
アティトラン特有の爽やかな酸味と豊かな香りに加え、ハニープロセス由来の甘さ、良好な口当たり、そしてマイルドな味わいが楽しめます。
カッピングノート: オレンジのような明るい柑橘系の酸味の中に、チョコレートのような甘さが感じられます。
重厚さがあり、冷めても華やかさが続く、クリーンなコーヒーです。
◆ウガンダ カプチョルワ マウントエルゴン ナチュラル


アフリカ最大のコーヒー輸出国であるウガンダ、特に最高級アラビカの産地として知られるエルゴン山の麓、カプチョルワ地区で生産されています。
このナチュラル精製品は、標高が高く雨が多いカプチョルワの気候特性から、選別された完熟チェリーを手摘みし、グリーンハウス内でアフリカンベッドを使いゆっくりと乾燥されます。
手摘みによる熟度の高さと高標高の環境がもたらす、果実味豊かでバランスの取れた味わいが特徴の逸品です。